生命保険の失敗例~「Lの悲劇」とは?
生命保険の失敗例として語り継がれている
「Lの悲劇」をご存知でしょうか?
「Lの悲劇」というのは、定期保険と終身保険をセットにした
「定期特約付き終身保険」の保障内容が、図にすると
「L」のように見えることから名付けられました。
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例えば、定期、終身ともに60歳までの支払いで
終身保険が300万円、定期保険が5000万円の商品の場合、
保障内容は、下の図のようになります。
図のように、定期保険満期の60歳までは、非常に手厚い保障が
受けられますが、60歳以降は定期保険を更新しなければ、
死亡保障は終身保険の300万円のみになってしまいます。
5,000万円の保障が付いた定期保険に再度加入すると、
保険料が大幅にアップしてしまい、実際に死亡率が高くなる
60~65歳で、定期保険を解約する人が増えてしまいました。
定期保険を更新できずに、終身保険の保障額しかもらえない、
という悲劇が続出したため、「Lの悲劇」と呼ばれるようになったわけです。
しかも、その時まで定期保険に払い続けた金額は
すべて無駄になってしまいます。
この保険商品は、目先の保険料の安さを見せるために
売られていることが多く、見せかけの安さに惹かれて
飛びついてしまうと、落とし穴にはまってしまうのです。
保険の営業も、ノルマが厳しいという同情すべき実情があるのかもしれませんが、
それを押し付けられた人たちはたまったものではありません。
あなたが加入している生命保険も「Lの悲劇」の犠牲になっていませんか?
すぐにでも保険証券をチェックし、今後の対策を立てるべきです。
「将来、お金がいくらかかるのか、大体の金額は分かった。」
「自分の加入している保険もチェックした。」
次にあなたがすることは、
「保険のプロに相談する」ということです。
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