7:30ごろ目が覚めました。
朝食は最後に残ったサラダチキンとヨーグルトです。
水筒に水と氷を入れて、ボーッとしていたら9:00近くなりました。
部屋のチェックアウト時間は10:00まで大丈夫ですが、駅までどれぐらいかかるかわからないので予定通り9:00に出発しました。
名残惜しいですが帰らなければなりません。
帰らなければいけない理由は何も無いのに。
忘れ物がないか確認し、部屋の鍵をしめ、受付のロッカーに鍵とカードキーを戻して外へ出ます。
馬頭観音の点
宿を出発し、満願の湯を過ぎると県道284号(県道下日野沢東門平吉田線)にぶつかります。
284号を右に折れまっすぐ進みます。
道の右手には川が流れていて、山の緑も綺麗で快適なウォーキングを楽しみます。
しばらく進むと県道44号線と合流します。
右へ曲がり、そのまま進みます。
途中、馬頭観音の石碑がありました。
「馬」の文字の点が3つしかない、珍しい石碑です。
この辺りの土地では、昔から馬を使った物資の往復が盛んでした。
しかし、道が悪く崖から転落する馬が多かったため、馬の霊をいたわるべく馬頭観音が建立されました。
馬という文字は、足が4本あるため通常、点も4つあります。
しかし、生きている馬は足が1本は必ず浮いているということで、生きている馬の安全と運送組合の発展を祈念して、この石碑では足を意味する点も3つになっているそうです。
せっかくなので、最後の日ぐらいはこの土地の歴史のお勉強をしようと由来を読んでみました。
44号線に来ると、だんだん自然も少なくなってきました。
進んでいくと、県道37号線にぶつかるので、右折します。
途中、「働Co-factory みなのLABO」という看板がありました。
私が泊まっていた「働Co-living みなのsubako」の関係施設なのでしょう。
前原の不整合
どんどん進むと、「前原の不整合」という看板がありました。
せっかくなので見学して行こうと思い、川べりまで階段を降りていきました。
「前原の不整合」とは、およそ1億5千万年前の地層の上に、1700万年前の地層が載っかっているという、学術的にとても貴重なものです。
不整合とは、このように年代の大きく異なる地層が重なっていることを示す用語です。
また一つ賢くなりましたね。
階段を登って道路へ戻り、皆野駅へ向かいます。
ここまではとても順調で、10:15発の電車にもギリギリ間に合うかもしれない感じでした。
道を間違える
しかし、ここで道を間違えてしまいます。
郷平橋を渡って、左へ曲がり皆野橋を渡らなければいけなかったのですが、まっすぐ進んでしまいました。
郷平橋を渡ったところで、皆野橋の方を見ると、工事中で車が通行止め(歩行者は通行可能)になっていました。
通行止めになっていたので、ここを進むという考えが頭の中には全く浮かんでいませんでした。
歩きすぎて疲れていたので、頭が回っていなかったのかもしれません。
そもそも地図上で郷平橋の存在を見落としていて、郷平橋を皆野橋と勘違いして渡っていました。
なので、そのまままっすぐ行けば皆野駅に行けると思い、まっすぐ進んで行ったのですが、全然違う方向へ進んでいたというわけです。
けっこう進んでから、もう線路にたどり着いていないとおかしいと思い、道を間違えたことに気付きました。
来た道を引き返し始めたのですが、もうとても10:15の電車には間に合いそうもありません。
それどころか、次の10:55発の電車にも間に合わない可能性すら出てきました。
皆野橋を渡ったのが10:43です。
走りたくなかったので、早歩きでなんとか皆野駅に到着し、ホームにたどり着いたのが10:54でした。
改札でSuicaが使えず、切符を買っていたら間に合わなかったかもしれません。
自動改札ではありませんでしたが、Suicaをかざす機械が設置してありました。
そのおかげで助かりました。
ところで、郷平橋を渡ったあたりで、「秩父市」の標識がありました。
私は「え?ここから秩父市ってことは、今までは秩父市ではなかったの?」と疑問に思いましたが、今までいた所は秩父郡だったようです。
秩父市と秩父郡は異なるようで、皆野町は秩父郡の一部なのです。
皆野町、長瀞町、横瀬町、小鹿野町、東秩父村の4町1村を秩父郡と呼びます。
そして、秩父郡と秩父市を合わせて秩父地方とも呼ばれています。
また一つ賢くなりました。
ホームに着いたら、すぐに電車も到着しました。
乗り込んで御花畑駅に向かいます。
座席に座っていると、斜め向かいの男性と目が合ったのですが、すぐにその男性は目をそらしました。
なんだろう?と思っていると、自分がマスクを着けていないことに気付きました。
慌ててマスクをつけましたが、日本人の同調圧力を漢字ました。
西武秩父駅にて
さて、御花畑駅に着きました。
ここから西武秩父駅までは徒歩数分です。
今年の7月にこの辺に来たことがあったので、西武秩父駅までの道はすぐにわかりました。
途中、地元の名店「珍達そば」を通り過ぎました。
前回来た時に、ここでお昼を食べました。
人気店なので、6人ほどお店の前に人が並んでいます。
このお店は、前回来た時に娘が傘を忘れてしまったのですが、電話で問い合わせたところ、お忙しい中、親切にも傘を送ってくれました。
またいつか家族で訪れたいと思っています。
さて、西武秩父駅に着きました。
まずは「祭の湯」でお昼ごはんを食べます。
前日予定していた「焼肉ホルモン ほうりゃい苑」さんですね。
西武駅にある「祭の湯」内フードコートの一番端にありました。
フードコートと言うと、たくさんの店が入っていて、自由に食事できる席がたくさんあり、各自好きなお店から食事を持ち寄って、みんなで同じ席で食べられる、という所だと思います。
たしかに、ほうりゃい苑以外はそうでした。
しかし、このお店だけ他のお店とは別扱いで、一つの独立したお店のように仕切られています。
テーブルには焼肉用のロースターが組み込まれているので、このお店以外の利用者がこのテーブルを使用することはできません。
お店に入ると、まずは受付で注文し、お金を払います。
盛り合わせを一品と普通盛りのごはん(230円)にします。
盛り合わせは、「ホルモンセット(タン、カシラ、シロ)」と「ほうりゃいセット(シロ、レバー、味噌豚)」で迷いましたが、昨日食べた味噌豚丼が美味しかったので、味噌豚の入っているほうりゃいセット(1030円)に決めました。
お店に入ったのは11:20ごろ。
11時開店だったようですが、店内にお客さんはおらず、私が本日一番目のお客のようです。
一番奥の4人席に通されました。
セルフサービスの水をくんできて待っていると、ほうりゃいセットが到着しました。
お腹が空いていたので、お肉でもあまり重たいとは感じません。
さっそく無煙ロースターで焼いてみます。
煙が出ないので、服に匂いがつくのがイヤな人でもOKです。
「焼けているかどうかわかりにくい」という口コミがありましたが、特にそんなこともありませんでした。
焼けてくればちゃんと焼き目もつきますし、わかると思います。
思ったより火力が強くて、肉をひっくり返す時に手がかなり熱かったです。
一人で食べるには丁度良い量だと思います。
とてもおいしくいただきました。
次はお土産屋さんに向かいます。
一通り見て回って、家族用に「秩父プリン楓味」3つと、夕飯用に「豚味噌ロース肉(5枚入り)」、自分用に「芋饅頭」1つ買いました。
よほど味噌豚が気に入ったようですね。
全部で2,189円でした。これでクーポン券全て使い切りました。
次の飯能行きの電車は、12:50発です。
駅のベンチで15分ほど時間を潰し、電車に乗り込みました。
車内はすいています。
4人掛けのボックス席の窓側に座り、
窓外の山の緑を眺めながら、最後の景色を楽しみました。
飯能からは自然の風景はなくなってしまいました。
旅の終わり
池袋で乗り換え、山手線に乗ったところで、「常磐線下りで人身事故による遅れが発生している」との情報が流れました。
常磐線はしょっちゅう遅れるので困ります。
日暮里で乗り換え、常磐線ホームに行きましたが、とくに遅れていることもなく、無事柏に着きました。
平日の午後早めだったので、電車もすいていて良かったです。
帰りに近所のスーパーで発泡酒(アサヒオフ)350ml6缶セットと、「切れてる野菜」のパックを2袋、さつま芋1袋を買いました。
家に着いても、まだ誰も帰ってきていませんでした。
少し休んで、発泡酒を飲みながら夕飯の支度を始めました。
料理ユーチューバー・リュウジを見てから、たまにお酒を飲みながら料理するようになりました。
野菜炒めとお土産で買った味噌豚ロースを焼いて、さつま芋の薄切りをオーブンで焼いてつまみにします。
娘が帰ってきたので、二人で先に夕飯を食べ始めました。
味噌豚ロース、やっぱり美味しかったです。
さつま芋は甘いのに低GI食品なので、お菓子より体に良さそうということで、よくつまみに食べています。
旅行中にドラマやバラエティー番組の録画がたまっていたので、お酒を飲んでビデオを見ながらだらだら過ごしました。
旅行中にだいぶ運動したから今日ぐらい良いでしょう。
あ、妻が帰ってきました。
それでは、このへんで私の皆野旅行記を終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また山に行きたいなぁ。。。
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>>副業で感じていた違和感