昨年の12月ごろの話ですが、皮膚科へ顔のシミ取りに行きました。
顔のシミって目立つし気になりますよね。
年をとると、悲しいかな体の各部分で老化が現れてきます。
顔にシミが現れてから数年経過していましたが、昨年の12月15日に皮膚科へ顔のシミの相談に行きました。
白い肌へのコンプレックス
もともとわたしは、肌は白くてきれいな方だったのですが、白い肌に強いコンプレックスを持っていました。
小さいころから、父親に「真っ白だな」とか「もっと外に出て日に当たれ」とことあるごとに言われていたためです。
そのため、夏になると自宅の屋根の上で裸になって日光浴をしたり、自分からわざわざスポーツジムの日焼けマシーンに入って肌を黒くしたりしていました。
今思えば、父親の言葉なんか気にしないで、白い肌を大切にしておけばよかったと本当に後悔しています。
父を反面教師にして、自分の子どもには否定的なことはあまり言わずに、なるべく褒めるようにしています。
共感する人は多いと思いますが、自己肯定感が低いとけっこう生きづらいですよね。
おかげで普通よりは自己肯定感の高い子どもに育っていると思っています。
しかし、今さら後悔してもシミのない肌は戻ってこないので、これからどうするかが大事です。
とりあえず、病院へ行って相談しようと、ネットで予約をとりました。
皮膚科で女性の先生に相談したところ、わたしのシミは「老人性色素斑」というものだそうです。
老人性色素斑とは、加齢とともにできやすい、紫外線によってできるシミのことです。
先生から治療法は2つあると言われました。
レーザー治療と冷凍凝固法
1つはレーザー治療です。
レーザー治療は保険が適用されるものもありますが、老人性色素斑の場合は保険の適用がきかないので、料金は1万円前後かかるそうです。（シミの大きさや範囲により料金は変わります）
もう1つは液体窒素を使った冷凍凝固法です。
こちらは保険が適用されるため、1,500円ほどで治療ができるそうです。
冷凍凝固法というのは、液体窒素をシミにあて、凍傷をおこして皮膚の組織をいったん壊します。
凍傷をおこした部分は数日後にかさぶたになり、二週間ほどでかさぶたがはがれると、シミがとれるとのことでした。
ひととおり説明がおわると、先生はおもむろに「では、始めますか…」と言って治療をはじめようとしました。
「えっ！ちょ、ちょっと待ってください。ちょっと考えさせてください…」
心の準備をしてこなかったわたしは、突然治療を始めようとした先生にびっくりしてしまいました。
少し疑問点などを質問したりして時間を稼いでいるうちに、心の平静を取り戻していきました。
果たして本当に治るのか？
「料金も安いし、まぁ失敗しても今より悪くはならないだろうし、治らなかったらまた別の方法を試せばいいか…」
そんな心境になってきたので、冷凍凝固法をお願いすることにしました。
しかし、顔をいじるわけですから、そんな簡単に「はい、やりましょう！」と皆さんなるものなのでしょうか？
先生としては、時間をかけて考えてもたいして変わらないので、考える時間を与えない作戦だったのでしょうか。
よくわかりませんが、治療は開始されました。
先生は煙のたちのぼる液体窒素が入った容器に、長い棒を浸して液体窒素をわたしの顔のシミに当てました。
少し痛いというか、熱いというか、そんな感じですが耐えられないほどではありません。
数秒ガマンしていると治療はあっけなく終わりました。
先生によると数日でかさぶたになり、10日から2週間ぐらいでかさぶたは剥がれるとのことです。
かさぶたが剥がれた後は皮膚が弱い状態なので、しばらくは日光が当たらないよう、患部にテープなどを貼っておくように言われました。
受付での支払いは1,490円でした。
たしかに安いです。
「しかし、本当に治るのだろうか…」と不安に思いながら病院を後にしました。
次回へ続きます。
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