今回のテーマは「お金に好かれる人の財布の中身」です。
お金に好かれる人たちは、財布の中身をどんな状態に保っているのでしょうか?
前回ご紹介した本「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」(亀田潤一郎著)を参考に、私なりに考えたことをお伝えしていこうと思います。
お金に好かれる人の財布の中身はどんな状態?
まず、前回のおさらいですが、お金持ちの人たちは「お金のことを大事に考えている」から、お金が集まってくるとお話しました。
(前回の記事)>>お金持ちが長財布を使う理由とは?
お金持ちの人たちの多くは、お金の気持ちを考えた当然の結果として、長財布を使っているに過ぎない、という内容でした。
さて、それを踏まえた上での今回のテーマです。
お金に好かれる人の財布の中身はどうなっているのでしょうか?
結論から申しますと「お金に好かれる人の財布の中身は、余計なものがほとんど入っておらず、とてもスリムである」が正解です。
一般的な人の財布の中を見ると、レシートや領収書、お店の割引券やポイントカード、何枚ものキャッシュカードにクレジットカード、たくさんの小銭、などなど紙幣以外のものがたくさん入っているのではないでしょうか。
お金に好かれる人たちは、こうした余計なものは財布に入れないそうです。
なぜ紙幣以外の余計なものを財布に入れないのかというと、ここでも「お金のことを大事に考えている」から、その結果として財布がスッキリしているに過ぎません。
あなた自身に置き換えて想像してみてください。
いらないゴミくずがたくさん散乱している、食べた後の食器が片づけられていない、床にはホコリが積もっている…、そんな部屋に居心地の良さを感じるでしょうか?
答えは当然「No」ですね。
お金に好かれる人たちは、お金を大切に考えているので、お金の気持ちになって考えた結果、財布の中身も常に余計なモノは極力少なくして、スッキリとした状態を保ってあげようとしているのです。
お金に好かれる財布にするポイントは?
財布の中身をスッキリさせるポイントを挙げておきます。
- レシートや領収書は入れておかない
- カード類は種類ごとによく使う1枚にとどめる
- クーポン券、割引券などを入れない
- お守りなどの縁起物を入れすぎない
- 硬貨と紙幣は分ける
- 絶対に財布には名刺を入れない
基本的に財布の中には、お金に関係するもの以外は入れません。
財布の中は紙幣だけ入れるのが一番良いのですが、それも中々難しいと思いますので、最低限必要なものだけにとどめるのが良いようです。
「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」の著者・亀田さんの場合は徹底していて、たとえばレンタルDVD店の会員カードは、毎回使うたびに捨ててしまい、新しく借りる時に再び入会金を払って会員カードを作るそうです。
個人的には、これは二重三重に必要のないものにお金を払っているわけですから、かえってお金に失礼だと感じたのですが、亀田さんが言いたかったのは、それぐらいしてでも自分の財布の中では、お金にゆったりと過ごして欲しい、ということなのでしょう。
私の場合は、カード類は最低限必要なものだけを財布に入れていますが、使う頻度の少ないもの、たとえば病院の診察券や、レンタルDVDの会員カードなどは、箱に入れて家に保管してあります。
そして、使う時だけ取り出して、財布に入れて外出します。
財布に入れるのを忘れたら、その用事はしません。
レンタルDVDを借りようと思っていて、会員カードを財布に入れ忘れて外出したら、DVDは借りない、ということです。
財布にカードを入れ忘れた時点で、それほど大切な用事ではないということですし、実際に出費も抑えられるわけですから、入れても入れ忘れても、どちらに転んでも良いことになります。
名刺を財布に入れる人はお金に好かれない?
前述のチェックポイントの中に「絶対に財布には名刺を入れない」という項目があります。
これは、絶対やってはいけないこととして本に書かれていました。
もちろん「財布をスッキリさせるため」という理由もあるのでしょうが、それよりも重要なこととして「渡した相手に失礼」という考えがあるようです。
そもそも名刺には名刺入れというものがありますし、紙幣と一緒に財布に入れてヨレヨレになった名刺を相手に渡すのは、いささか思いやりに欠けた行為と言えます。
そうした人がビジネスで良い人間関係を築くのは難しいので、結果としてお金が集まってくる機会も減るというわけです。
お金に好かれる人というのは、根本的に「人やモノを自分のことのように大切に扱う」という考えを根底に持っているから、結果的にお金が集まってくるのであって、その考え方が全ての出発点になっています。
ですから、単に表面だけ真似をして、財布の中身をいくらスッキリさせても、根本的な考え方・マインドがしっかりしていなければ難しいということです。
お金に好かれる人は必然的にトイレもキレイ?
トイレをキレイにしていると金運が上がる、ということもよく聞く話ですよね。
「トイレにはお金の神様がいるから」などの理由を聞くことがありますが、ここでも「モノを自分のことのように大事に扱う」という考え方が根底に流れているのではないかなと思っています。
家のトイレには、毎日毎日家族の排泄物など「最も汚いものを処理してもらっている」わけです。
「最も汚いものを押し付けてしまって、すまないなぁ」
という気持ちがあれば、他のどの部屋よりも、トイレをキレイにしておいてあげよう、という考えに自然と行きつくと思います。
物事には、すべて原因があって結果があります。
お金持ちの人の行動や習慣を表面的に真似たとしても、その根本の考え方が違っていれば、結果も変わってしまいます。
人やモノ、お金などを大切に扱おうとする気持ち、根本にこの考え方があれば、お金は必然的に自分の所へ回ってくるのではないかなと考えています。
もちろん、何も仕事をしないで、人格だけ磨いてもお金は集まってこないと思いますので、その辺のバランスは必要なのでしょうけれど…。
ただ、お金持ちの人の行動を真似することによって、お金に好かれる人たちが何を考えて行動しているのか、ということがだんだん分かってくることも多々あると思います。
表面的に真似をするだけでは意味がありませんが、表面的に真似をすることで、考え方・思考が変わり、行動が変わり、結果的に得られる未来が変わる可能性もあるわけです。
きっかけとして行動を真似することには、そのようなメリットもありますので、長財布を使ってみたり、財布の中身をスッキリさせてみたり、という行動をとることは、お金に好かれる人になるために有効な手段と言えるのではないでしょうか。
------------------------------------------------
好きなことを副業にしてみませんか?
詳しくは私の「副業体験談」をお読みください。
>>副業で感じていた違和感