2023夏ドラマ②

2023夏ドラマを独断と偏見で勝手にランキングして勝手にコメントしていく記事の後編です。
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7位 癒しのお隣さんには秘密がある

癒しのお隣さんには秘密がある
https://www.ntv.co.jp/deep-otonarisan/

・金 深夜25:00~/日テレ
・田辺桃子、小関裕太、武田航平、矢吹奈子
・原作:嶋伏ろう、梅澤夏子「癒しのお隣さんには秘密がある」
(めちゃコミックオリジナル、エブリスタ)

会社員としてパッとしない毎日を過ごす藤子の部屋の隣に、イケメンで大手銀行の御曹司・仁科が引っ越してきた。
二人は次第に打ち解け、ベランダでビールを飲みながらおしゃべりする仲に発展。

しかし、実は以前から仁科は藤子のストーカーだった!
好きになりかけていた仁科がストーカーだったことを知り、その後どうなっていくのか。

チープ感は強いが、楽しんで見られる。
30分という時間もちょうど良い。

藤子役の田辺桃子は最近ドラマでちょくちょく見かけるようになったが、顔はそれほどタイプではない。
相手の小関裕太は初めてドラマで見たが、かなりかっこいいと思った。

この“金曜ドラマDEEP”枠は、前回は不倫された妻の復讐もので、チープ感は強いが刺激的で面白かった。
今後もこの路線で進んでいって欲しい。

6位 警部補ダイマジン

警部補ダイマジン
https://www.tv-asahi.co.jp/daimajin/

・金 23:15~/テレ朝
・出演:生田斗真、向井理、土屋太鳳、高橋克典、小沢正悦、シシドカフカ
・原作:リチャード・ウー、画:コウノコウジ「警部補ダイマジン」(日本文芸社 刊)

通称ダイマジンこと捜査一課のエース警部補・台場陣は、異常に強い正義感のため、幼女誘拐事件の真犯人・天羽大を自殺に見せかけて殺してしまう。
しかし、天羽殺害を特命班班長の警視正・平安にバレてしまい、平安が追っている事件の捜査に協力するよう脅される。

平安が追っているのは、警察幹部も関わっている秘密結社「44」。
ダイマジンはしぶしぶ平安の下につき、44の実態に迫っていく。

映画監督の三池崇史がドラマを撮るということで期待していた。
内容は自然に入り込めて面白いのだが、もう少し映像や展開に厚さが欲しいところ。

生田斗真の演技を初めて見た。
ジャニーズだと思って期待していなかったが、役にぴったりハマっていてめちゃくちゃ上手いと感じた。
今後も注目していきたい役者の一人となった。

向井理も知的な感じが役に合っていて良い。
土屋太鳳も好印象。

5位 こっち向いてよ向井君

こっち向いてよ向井くん
https://www.ntv.co.jp/mukaikun/

・水 22:00~/日テレ
・赤楚衛二、波留、生田絵梨花、岡山天音、藤原さくら
・原作:ねむようこ「こっち向いてよ向井君」(祥伝社「FEEL YOUNG」連載中)

10年間彼女がおらず、恋愛に後ろ向きだった向井君が、再び彼女を作ろうと悪戦苦闘するお話。

2023年春ドラマ「ペンディングトレイン」で主要な役を演じていた赤楚衛二が主演、33才の童顔で優しい好青年を演じている。
かっこいいのでそれなりにモテるのだが、今一歩真剣な交際に発展させることができず、毎回フラれていてちょっと可哀想になってくる。
女性と男性の考え方の違いなどもわかって勉強にもなるドラマ。

向井君は母親と妹夫婦と同居していて、ちょっとクセのある妹夫婦の関係性も面白く見られる。
早く結婚を見据えて付き合えるような彼女に出会って欲しい。

4位 ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団
https://www.tv-asahi.co.jp/hayabusa-syobodan/

・木 21:00~/テレ朝
・出演:中村倫也、川口春奈、生瀬勝久、満島慎之介、山本耕史
・原作:池井戸潤「ハヤブサ消防団」(集英社)

明智小五郎賞受賞歴があるが、その後ヒット作に恵まれない小説家の三馬太郎。
親の遺産として山間の集落「ハヤブサ地区」に残された一軒家に住むことに。
ハヤブサ地区では消防団に入ることになり、集落の人間とも打ち解けていくが、ハヤブサでは放火事件が続いていた。

ある時、東京に住んでいたことのある映像ディレクター・立木彩に、町おこしのためのドラマの脚本を頼まれ、引き受けることに。
しかし、彩は過去に犯罪を犯したカルト教団の元信者だった。

池井戸作品とあって期待して見たが、1話目はあまり面白いと感じず、中村倫也の良さもいまいちわからなかった。
そのうち見なくなるのかなと思いつつ見続けていたら、だんだん面白くなってきて4位まで浮上してきました。
さすが池井戸潤。

中村倫也の演技も上手さもわかってきました。
元カルト教団の信者・立木が何を企んでいるのか、今後の展開が期待されます。

3位 何曜日に生まれたの

何曜日に生まれたの
https://www.asahi.co.jp/nanuma/

・日 22:00~/テレ朝
・出演:飯豊まりえ、溝端淳平、陣内孝則、シシドカフカ、早見あかり
・脚本:野島伸司

高校時代サッカー部のマネージャーだった黒目すいは、サッカー部のエース・純平とバイクで二人乗り中に転倒。
純平がいれば全国優勝も夢ではないと思われていたため、すいは皆に責められ、引きこもってしまう。

10年後、マンガ家の父・丈治と二人暮らしのすいは、まだ引きこもっていた。
父のマンガは人気がなく、売れない。

生活にも困っていたそんな時、人気作家・公文竜炎の原作で作画を描かないかと編集長・久美から提案を受ける。
しかし、それにはある条件を飲まなければならなかった。

その条件とは、引きこもりの娘をマンガの主人公にすることだ。
竜炎の手引きのもと、ネタ作りのためにすいは引きこもりから脱出し、高校時代の同窓会に出席する。

野島伸司脚本なので期待していたが、期待通りに面白かった。

主演の飯豊まりえも好きな女優だ。
2022年夏ドラマ「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」でコミュ障の刑事役を演じていた。
今回もコミュ障な役柄だが、こういった役にハマりますね。
もちろん、どんな役でも上手そうですが。

あと、久しぶりにドラマで陣内孝則を見た。
予告を見て、もっとドロドロした内容なのかなと思っていたら、今のところ意外にコミカルな要素も含まれている。
今後どうなっていくのか楽しみだ。

2位 最高の教師 1年後、私は生徒に■された

最高の教師 1年後、私は生徒に■された
https://www.ntv.co.jp/saikyo/

・土 22:00~/日テレ
・出演:松岡茉優、芦田愛菜、松下洸平、サーヤ、當間あみ
・脚本:ツバキマサタカ

高校教師・九条里奈が、卒業式の日に生徒の誰かに背中を押され、高所から落下する場面からドラマが始まる。
次の瞬間、里奈が目を開けると、そこは1年前の教室だった。

1年前にタイムリープした里奈は、自分が殺されるのを回避しようと考え、目の前の生徒たちと真剣に向き合うことを決意する。

いじめや貧困、親の虐待、同性愛など、難しいテーマを扱っている。
こういったテーマを扱う場合、話に説得力がないと納得感を得られず、以前あったドラマ「家庭教師のトラコ」のように中途半端な印象になってしまう。

しかし、「最高の教師」は役者の言葉にとても説得力があり、何が大切で何が大切でないのか、納得感を持って見ることができる。
人生の教訓としても参考になるような内容だ。

主演の松岡茉優は好きな女優の一人だが、今回も強い存在感を放っている。
芦田愛菜演じる鵜久森さんも2周目の人生を生きていることがわかり、どうなるのかと思っていたらあんなことになってしまった。

果たして里奈の運命はどうなるのか。

1位 VIVANT

VIVANT
https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/

・日 21:00~/TBS
・出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李
・原作/演出:福澤克雄

ちょっとこのドラマは他のドラマとは一線を画す。
2位とは大きく差をつけてダントツの1位だ。
今期に限らず今まで見たドラマの中でも1位と言っていいかもしれない。

丸菱商事社員の乃木は、バルカ国にある取引先に1億ドルを誤送金してしまい、130億円もの損失を出してしまう。
お金を取り返しにバルカへ飛んだ乃木は、誤送金した金がテロ集団「テント」に渡っていることを突き止め、テント幹部のもとへ向かう。

乃木の目の前でテントの幹部が自爆する寸前、公安の野崎に助けられる。
大量の死傷者を出す事件となり、乃木は現地の警察に追われる羽目に。

日本の警察「公安」と、テロ組織「テント」、自衛隊の秘密組織「別班」が絡む壮大な物語。

堺雅人はさすがの迫力ある演技だが、阿部寛も負けていない。
それどころか、堺雅人よりも大きな存在感を放っていると言っても過言ではない。

松坂桃李、濱田岳、役所広司、二階堂ふみ、壇れい、竜星涼、林遣都、二宮和也など、主役クラスの俳優がゴロゴロ出演しているのも見応えがある。
ニュースで読んだが、1話1億円というケタ外れの制作費がかけられているそうだ。

すべてが別格のドラマ「VIVANT」からしばらく目が離せそうにない。

まとめ

今期はいつにも増して良品が豊作だと感じました。
各テレビ局ともドラマに力を入れているという話ですから、今後も頑張って欲しいところですね。

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