さて、今回は私がエアロバイクを買う時に、迷いに迷ったアルインコの「アドバンストバイク7014(AFB7014)」と「プログラムバイク6215(AFB6215)」の比較レビュー記事を書こうと思います。
私が最終的に一つを選んだ最大の決め手は「負荷方式の違い」です。
前回の記事でお伝えしたとおり、「プログラムバイク6215」はマグネット方式。
「アドバンストバイク7014」は電磁負荷方式です。
(前回の記事) >>エアロバイクの選び方~アルインコ編
電磁負荷方式は、ジムで使われているような業務用エアロバイクでも採用されている負荷方式で、マグネットバイクとの最大の違いは、ペダルをこぐ時に負荷のばらつきが無いということです。
実際に試乗してみましたが、「AFB6215」は他の下位機種のマグネットバイクよりは負荷のばらつきを感じませんでしたが、ペダルをこぐときにガクガクするような負荷のばらつきを少しだけ感じました。
「AFB7014」も試乗したかったのですが、家電量販店やホームセンターを回っても、どのお店にも置いてありませんでした。
「プログラムバイク6215(AFB6215)」のメリット
細かい点では、確実に「AFB6215」の方が優っていると感じました。
個人的に感じた「AFB6215」のメリットは具体的に以下の3点です。
- 組立不要で小さく折りたためる
- タブレットトレーが付いている
- 体脂肪率測定機能が内臓されている
以下、詳しく見ていきましょう。
組立不要で小さく折りたためる
「AFB7014」は自分で組み立てなければなりませんが、「AFB6215」は最初から組み立てられた状態で送られてきます。
しかも「AFB6215」はハンドルポスト(ハンドルを支える部分)が上下に移動でき、ハンドル部分を短くしてコンパクトに収納できます。
↑組立不要のプログラムバイク6215 収納時
もちろん「AFB7014」も、簡単に組み立てられるように工夫されてはいるのですが、部品が重いため、女性が一人で組み立てるのは少々難しいかもしれません。
カタログによると、全体の重量は「AFB7014」は35kg、「AFB6215」は25kgと、10kgもの差があります。これは結構大きな差です。
実際に「AFB7014」は箱で送られてきた状態では、体重計で測ったところ40kgもありました。
一度箱から中身を出し、部品がバラバラの状態でないと、二階まで運ぶのは無理でした。
「AFB6215」は組み立ての面倒くささもありませんし、重いのは重いでしょうが、「AFB7014」に比べれば10kgも軽いので比較すれば持ち運びは楽だと言えるでしょう。
重さと収納性、組み立ての面倒くささを考えると、「AFB6215」に軍配が上がります。
タブレットトレーが付いている
ちょっとした差なのですが、個人的には結構重要なポイントです。
エアロバイクは30分ぐらい乗り続けているわけですから、こいでいる間は結構退屈です。
テレビを見たりできる人は良いのですが、私の場合はテレビのない部屋に置いているため、ウォークマンでテレビの録画番組を見たいと考えていました。
実際にスポーツジムに通っていた時は、テレビ番組を録画してウォークマンに転送して持って行き、エアロバイクに乗りながら見ていました。
スポーツジムのエアロバイクにはメーター部分にトレーが付いています。
「AFB6215」にも同じくメーター部分にタブレットも載せられるトレーが付いています。
↑アルインコAFB6215タブレットトレー
トレーの上にウォークマン、スマートフォン、タブレットなどを置いて、映像や音楽を聴きながら退屈せずに有酸素運動を続けることができます。
しかし、残念ながら「AFB7014」には中途半端な位置に中途半端な大きさのドリンクホルダーしか付いておらず、トレーが付いていません。
↑アルインコAFB7014ボトルホルダー
しかも、そのドリンクホルダーにボトルを入れたところ、ハンドルの角度を調節するハンドルノブが邪魔になって、うまくボトルが取り出せませんでした。
こんな使えないドリンクホルダーを付けるぐらいなら、タブレットトレーを付けてくれた方がかなりマシだと思いました(怒)。
ドリンクホルダーはもう一回り大きくして、さらに大きめのボトルを入れても大丈夫な場所に設置して欲しいものです。
今は「AFB7014」にはタブレットトレーが付いていないので、仕方なくドリンクホルダーの上にウォークマンを置いて見ていますが、何度か落としてしまいましたし、ハンドルノブが邪魔で画面がよく見えません。
そのうち、百円ショップで何かトレーの代わりになるものを買ってきて、メーターに接着させようかどうしようか考えています。
あまりそんなことはしたくないのですが、それぐらい私にとってトレーは必要なのです。
「ハンドルから手を放してウォークマンを手に持って見る」という方法もありますが、手はハンドルを掴んでいたほうが体全体の運動になると思っているので、それはあまりやりたくないのです。
(追記)
その後、実際に100円ショップのダイソーで材料を買ってきて、トレーを作ってみました。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
>>エアロバイクにスマホ固定トレーをつけてみました
体脂肪率測定機能が内臓されている
これはそれほど必要だとは感じていませんが、「AFB6215」にあって「AFB7014」には無い機能です。
ハンドルグリップには心拍数などを測るセンサーが付いており、グリップを握るとどちらも心拍数が測れますが、体脂肪率は「AFB6215」しか測れません。
「AFB6215」はダイエット向けに作られているので、このような機能も付いているようです。
「AFB6215」にあって「AFB7014」には無い機能なので、念のため書いておきました。
以上の3つが、個人的に感じている「AFB6215」のメリットです。
「アドバンストバイク7014(AFB7014)」のメリット
「AFB7014」が「AFB6215」に比べて優れている所は一つしかありません。
それは、冒頭でも述べた通り「電磁負荷方式」という一点に尽きます。
しかし、この一点が他のどんなメリットよりも強力だと私には感じられました。
上に挙げたように「AFB6215」には3つもメリットがありますし、価格も5,000円ほど安いのですが、ただ「電磁負荷方式」だからという理由で「AFB7014」の購入に踏み切りました。
自転車でも1万円のママチャリと、10万円以上の自転車ではペダルをこぐ感覚がまったく違います。
ストレスなくスムーズにペダルをこぐことができます。
自転車とは構造こそ違いますが、エアロバイクにいくつか試乗してみて同じことが言えると感じました。
つまり、グレードの違いによって全くペダルをこぐ感覚が変わるということです。
前回お伝えしたとおり、製品番号の上2ケタでグレードが変わります。
「AFB5215」や「AFB5015」に試乗してみましたが、ペダルをこぐ時に重くなったり軽くなったり、非常に違和感を感じました。
さらにグレードダウンした「AFB4415」や「AFB4015」では、こぐ時にストレスしか感じませんでした。
4000番台や5000番台のエアロバイクでは、運動した時の心地よさよりも、確実にぺダリングのストレスの方が優っていると感じました。
「AFB6215」ではなく「AFB7014」を選んだ理由
「AFB6215」は4000番台や5000番台のエアロバイクほどぺダリングのストレスは感じませんでしたが、少しだけガクガクする感じがありました。
「AFB7014」は、行ってみたどこのお店にも置いていなかったので、ペダルを回した感じがどんなものなのか分かりません。
しかし「スポーツジムに置いてあるエアロバイクのような、負荷のばらつきがない、なめらかなぺダリングだ」という口コミは見たことがありました。
2つの商品の差額は5,000円程度しかありません。
だったら、最上位機種の「AFB7014」を買うしかないという決断に至りました。
ちなみに、前回の記事に書いたように製造番号の下2桁が販売された年になります。
「AFB6215」は2015年、「AFB7014」は2014年に販売開始されたということです。
念のため、近いうちに「AFB7014」の新機種が発売される予定はないかどうか、アルインコさんに問い合わせてみましたが、しばらくこの機種はこのまま新製品を発売する予定はないとの回答でした。
自分が納得するまで、調べることは調べたと感じましたので、最終的に「AFB7014」を購入することに決めました。
「AFB6215」と「AFB7014」で迷った結果、「AFB7014」を選んだのは以上のような理由からです。
実際に「AFB7014」が届き、乗ってみたところ、「電磁負荷方式」のぺダリングの滑らかさに非常に満足しています。
本当にスポーツジムで使われている業務用のエアロバイクと遜色ないと感じています。
「AFB7014は試乗していないから失敗する危険を冒してまで買うことはできない」という理由で、無難な安全策をとって「AFB6215」を選んでいたら、おそらく今頃は後悔していたのではないかと思います。
「アドバンストバイク7014」を選んで良かったです。
愛着を持って、長く使っていけそうです。
↑アルインコ「アドバンストバイク7014(AFB7014)」
「アドバンストバイク7014」が届いてから組み立て終わるまでの詳細はこちらをどうぞ。
>>アドバンストバイク7014(AFB7014)の組み立て実演
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>>副業で感じていた違和感