基本的に私は毎日家でパソコンを使って仕事をしているため、ほとんど外出することがありません。
そのため、慢性的な運動不足に陥っています。
スポーツジム通いは続かない
以前はジムに通ったりもしていたのですが、自転車で片道30分ほどかかるジムに通っていたので、しだいに行くのも面倒になってしまいました。
冬になると外に出るだけで寒いですし、雨の日などは最近は傘をさして自転車に乗るのも法律違反になってしまうようになりました。
レインコートを着て出かけるのも面倒なので、雨の日は休みにしてしまいます。
結局、ジムに行くまでにも「行くべきか行かざるべきか」なんて考えていると時間がどんどん過ぎてしまいますし、出かければ出かけたで自転車で往復1時間、トレーニングに1時間、というように、一回ジムに行くだけでもかなり時間を費やしてしまいます。
スポーツジムの毎月の費用もバカになりません。
そこで、長い目でみて時間とお金の節約のため、そしてもちろん健康のために、自宅で有酸素運動のトレーニングができるエアロバイクの購入を検討し始めました。
ジョギングだと長く続ける自信はありませんが、自転車なら学生時代にツーリングで朝から晩までペダルをこいでいた経験がありますので、乗ろうと思えば一日中でも乗り続けられます。
スポーツジムでもエアロバイクで毎回30分ほど運動していたので、家でも続けられるだろうと考え、エアロバイクを買う方向で選び始めました。
アマゾンでエアロバイクを調べてみた
まず、通販サイト最大手のアマゾンで、どんな商品があるのか調べてみました。
日本の家庭用エアロバイクでは「アルインコ」という会社の製品が人気のようです。
「AF6200」という製品が、ベストセラー1位と書いてあります。
口コミの評価も4.1と悪くありません。
デメリットとしては「サドルが固いので長時間乗れないから、別売りのサドルカバーも購入すると良い」という口コミが目立ちました。
ただ、アルインコのエアロバイクは他にもたくさんの種類があります。
価格が高いほうが良いというのは何となくわかりますが、何がどう違うのか分からないので、詳しく調べてみることにしました。
口コミを色々読んでいるうちに、まず製造番号の意味がわかってきました。
「AF6200」とか「AFB7014」など、商品名についている番号です。
この下2ケタが販売された年数になっているそうです。
(アルインコさんにも直接電話で確認したので間違いないかと思います)
ということは、アマゾンでベストセラー1位になっている「AF6200」は2000年に販売された商品ということになります。
「AF6200」は良さそうだと思っていたのですが、15年前の商品だとわかると何だか魅力も半減してしまいました。(実際に「AF6200」は、すでにカタログにもアルインコのホームページにも掲載されていません。)
アルインコのホームページで調べてみた
次に、アルインコのホームページでそれぞれの商品詳細を読んでみました。
上2桁の数字が大きいほうが、上位機種のようです。
アルインコのエアロバイクの中では、最上位機種が「アドバンストバイク7014(AFB7014)」、その次が6000番台のプログラムバイク、その次が5000番台、4000番台と続きます。
プログラムバイクというのは、自分で目標時間・距離・カロリー・心拍数を複数設定できるプログラム機能が付いているエアロバイクのことです。
複数のトレーニングモードを選んだり、4人までユーザー登録できる機種もあります。
プログラム機能が付いているのは6000番台と7000番台の製品です。
電磁負荷方式のエアロバイクとは何だ?
他には、ペダルにかかる負荷のかけ方に違いがあるようです。
現在のエアロバイクの負荷方式は「マグネット負荷方式」が主流です。
アルインコの家庭用エアロバイクでは、最上位機種の「AFB7014」だけが「電磁負荷方式」で、これはジムなどでも使われている業務用エアロバイクと同じ方式だそうです。
↑電磁負荷方式とマグネット負荷方式の違い
マグネット方式というのは、車輪の一部分に永久磁石を近づけることによって、磁石の引力で車輪を回転しにくくさせ、負荷を発生させる方式です。
電磁負荷方式というのは、車輪の中に組み込まれている電磁石に電気を流し、磁石にします。そうすることで、電磁石の引力で車輪を回転しにくくさせ、負荷を発生させる方式です。
磁石で負荷をかけるのはどちらも同じですが、マグネット方式は一方向からのみ引力がかかるので、ペダルを漕いでいる時に、重く感じたり軽く感じたりと、負荷にばらつきが生まれてしまいます。
電磁負荷方式の場合は、車輪内全体のコイルに電流を流して電磁石にしているため、360度どこにペダルがあっても、同じ一定の負荷で回し続けることができます。
電磁負荷方式のエアロバイクなら、スポーツジムに置いてあるような業務用のエアロバイクと何ら遜色のない、なめらかでストレスを感じないぺダリングを体感できます。
マグネット方式は電磁負荷方式より安価に購入できますが、負荷にばらつきがあるのが最大のデメリットです。
アルインコのエアロバイクに試乗してみる
製品のそれぞれの違いは大体理解できましたが、実際に乗ってみないことには、どの製品までが自分の許容範囲なのかわかりません。
もちろん価格が安いにこしたことはありませんが、「安かろう悪かろう」ではお話になりませんので…。
というわけで、実際にエアロバイクを試乗しに行くことにしました。
どこで試乗できるのか「Yahoo知恵袋」で調べてみると、大型のホームセンターや家電量販店に置いてあるようです。
私は車を持っていないので、とりあえず自転車で行ける距離のホームセンターと家電量販店に片っ端から行ってみました。
私が行ったのは以下の8店舗です。
- ビックカメラ:2店舗
- ケーズデンキ:2店舗
- ヤマダ電機:1店舗
- ノジマ電気:1店舗
- 中規模ホームセンター:1店舗
- 大規模ホームセンター:1店舗
大規模ホームセンターにだけは置いてありませんでしたが、他のお店には全てエアロバイクが置いてありました。
ケーズデンキでは、アルインコのフィットネスマシンカタログをもらいました。
エアロバイクに試乗していても、ケーズデンキ以外の店員さんは誰も話しかけてきませんでした。
ケーズデンキで私に話しかけてきたのは女性の店員さんでしたが、こちらが疑問に思ったことを聞いても「ちょっとわかりません…」などの対応が多かったので、どのお店もあまりエアロバイクの販売には力を入れていないのかもしれませんね。
アルインコエアロバイクでおすすめ出来ない製品は?
ホームセンターや家電量販店のエアロバイクは、アルインコの製品しか置いてありませんでした。
試乗したのは以下の製品です。
- AFB6215
- AFB5215
- AFB5015
- AFB4415
- AFB4015
- BK1000(スピンバイク)
乗ってみてまず、4000番台と5000番台の機種は私の選択肢から消えました。
4000番台と5000番台は、まず見るからに安っぽく見えます。
実際に乗ってペダルをこいでみると、負荷のばらつきに非常にストレスを感じました。
ペダルをこいでいると、急に重く感じたり軽く感じたり、一定の負荷でペダルをこぐことができませんでした。
スポーツジムのエアロバイクに乗り慣れていたので、負荷のばらつきにイライラしてしまいました。
ストレス解消も運動の目的の一つなのに、これでは本末転倒です。
価格自体は13,000円~20,000円ぐらいと安いので実際に売れているようですが、エアロバイクが長く続かない人が多いのは、こういった「安かろう悪かろう」の製品を買っている人が多いからではないのかなと感じました。
特に4000番台は、乗り心地が悪かったです。
4000番台のエアロバイクはペダルまでの距離が短く、大げさに言うと三輪車をこいでいるような感覚でした。
↑アルインコ クロスバイク 4415(AFB4415)
狭い小さい三輪車をシャカシャカこいでいる感じです。
折り畳み式は本当に安っぽいので、個人的にはおすすめしません。
後悔しないためにも、実際に試乗してみることを強くお勧めします。
試乗してみた中で、これだったら買ってもいいと思えたのは「AFB6215」と「BK1000(スピンバイク)」です。
ただ、BK1000(スピンバイク)というのは、本格的なトレーニング目的にアスリートが使うような製品らしく、価格も10万円以上していたので、私の選択肢からは外れました。
事前に得た知識の範囲で、迷っていたのは「AFB7014」と「AFB6215」の2つでした。
↑アルインコ「アドバンストバイク7014(AFB7014)」
実際に試乗してみた「AFB6215」は確かに買ってもいいかなとは思えました。
しかし、4000番台と5000番台ほどではありませんが、ペダルをこぐ際の負荷のばらつきを少し感じましたので、すぐには決めずにもう少し考えてみることにしました。
アルインコエアロバイクには連続使用時間30分の制限あり
その他、注意する点として、アルインコのエアロバイクには、連続使用時間30分の制限があります。
説明書表紙の注意書きや、ネット上の商品詳細ページにちょこっと書いてあるだけなので、ほとんどの人が知らずに購入しているようです。
ちなみに体重90kg以下という制限もあります。
連続して30分使用した場合、機器の連続使用によって熱を帯びた部分を冷却し、故障を防止するため、また、末永く機器を使用するために連続使用後、約1時間は機械を休ませるよう書いてあります。
具体的に30分以上使用するとどうなってしまうのか、電話でアルインコさんに確認してみました。
連続使用時間を30分に制限しているのは、消耗品の耐久性の問題だそうです。
ベルトやベアリングの消耗品は、連続して30分以上使用すると消耗が早まり、故障につながるということなのでしょう。
ちなみに、保証書には「保証の対象となるのは本体のみで、使用に伴う消耗部品は、保証の対象とはなりません。」と書いてあります。
このように書いてありますが、それも併せて問い合わせたところ、消耗品に関しても、1年間は保証の対象にしているので大丈夫とのことでした。
ちなみに保証期間が切れて、消耗品を交換する場合の費用は、ベルトが3000円、ベアリングが3000円、基本料6000円、プラス消費税ぐらいの金額がかかるそうです。
連続使用時間60分以上のエアロバイク
使用してみるとわかりますが、30分でもしっかり汗をかきますし、十分な運動量だと感じると思います。
実際には30分で機械が動かなくなるわけではなく、30分以上使おうと思えば使えますので、自己責任で30分以上使うことは可能です。
私は長く使い続けたいので、1回30分で終わりにしています。
アルインコのエアロバイクはほとんど(全部?)連続使用時間30分と書かれていますが、他社の製品であれば60分や、それ以上の製品もあります。
アルインコと同じぐらいのリーズナブルな価格帯であれば、Remark(リマーク)という会社の製品もあるようです。
↑リマーク(REMARK)「マグネットバイク FB-680HP」
ただ、実際にその会社の製品を確認できませんでしたし、どうやら輸入製品のようでもありました。
アルインコの方が日本のメーカーということもあり、購入前の問い合わせや購入後のサポートもしっかり対応してくれそうだと感じたので、私の場合はアルインコ一本に絞って選ぶことにしました。
最終的に選んだおすすめエアロバイクは?
試乗した中で良かったのは「AFB6215」でした。
しかし、先ほども書いたとおり、下位機種に比べると大部スムーズにペダルを回すことができますが、やはりマグネット方式なので、負荷のばらつきが少し気になりました。
電磁負荷方式の「AFB7014」なら、ジムで乗っているエアロバイクと遜色ないという口コミもありましたが、試乗できていないので実際にどうなのかはわかりません。
価格的には5000円ほどの違いです。
「AFB7014」は「AFB6215」の上位機種なので、「AFB6215」より乗り心地が悪くなるということはないでしょう。
5,000円の違いでなのあれば、少しだけ不満を感じた「AFB6215」よりも、実際に乗ってこそいませんが、電磁負荷方式に希望を託して「AFB7015」を購入することに決めました。
「AFB6215」と「AFB7015」については本当に迷ったので、それぞれのメリットやデメリットなど、別の記事で詳しく比較記事を書いています。
より深く掘り下げてエアロバイクをご検討されたい方は必見です。
>>アルインコエアロバイク比較 AFB7014 vs AFB6215
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好きなことを副業にしてみませんか?
詳しくは私の「副業体験談」をお読みください。
>>副業で感じていた違和感